社会を変える職対連運動を大きく 40周年レセプション
京都労災職業病対策連絡会議(京都職対連)の40周年を祝い、専従事務局長を20年務め、3月末で退任する清水良子さんと新事務局長の芝井公さんを励ますつどい(同実行委員会主催)が13日、京都市内のホテルで開かれ、167人が参加。労災認定を求めてたたかった家族や弁護士、支援した労働組合関係者らが清水さんに感謝と労いの言葉を贈るとともに、労災職業病のない社会をつくる職対連運動をさらに発展させていこうと気持ちを新にしました。
山村隆会長が開会あいさつ。被災者家族や弁護士らがスピーチし、「『職対連運動は社会変革につながるたたかい』という清水さんの思いを改めて大切にしたい」「職対連、清水さんと出会って10年、たたかいを通じて成長させてもらいました」などと清水さん、芝井さんにエールを送りました。
保育労働者の頸肩腕障害の労災認定闘争を通じて、保育士から専従となった清水さんは、家族や当事者と一緒にたたかった数々の労災事件を振り返りながら、「今日の到達を築くことができたのも20年も前から専従を置き、自前の事務所を構え、いつでも力になってくれる弁護士や医師、労働組合があってこそ。労働者をめぐる情勢はますます厳しくなっている中、職対連も一歩も引き下がることは許されません。さらに大きく運動を発展させてほしい」と訴えました。
事務局長のバトンを受け継いだ芝井さんは、「解雇やメンタルヘルスもからんだ非正規労働者の労災相談が増えています。40年間で培ったネットワークを活かして、新たな運動をみなさんと一緒につくっていきたい」と決意を語りました。