京丹後市のバイオ発電施設 無償譲渡案継続審査に
京丹後市議会の文教厚生常任委員会は24日、同市弥栄町にある独立行政法人「新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)」(神奈川県)のバイオガス発電施設の無償譲渡、運営に関する2議案を継続審査としました。
施設では、食料かすをメタン発酵させて発電、残りかすをたい肥などに利用していますが、中山泰市長が突然、原料としてし尿の投入を表明したことに、地元住民らが反発。区長らがし尿投入、事業継続に反対する要望書を市長と市議会に提出(16日)しています。
2議案を審査した同委員会は11日に賛成多数で可決していましたが、16日には、地元との合意が不十分だとして、審査のやり直しを決めました。同市議会の委員会で審査のやり直しは初めての事態です。
無償譲渡に関する議案は、昨年の9月議会で否決(「週刊しんぶん京都民報」10月5日付既報)されたが、2月臨時議会に再提案されたのもです。