江戸期から11代目となる京唐紙の老舗「唐長」の「桜展」が、中京区の三条両替町サロンで始まりました。11日まで(10時半から18時)。
 唐長には、1792年を最古とする板木が約600枚あります。桜文様の主な板木は、枝桜、陰日向枝桜、梅桜、桜草唐草、花筏、桜橘立涌など9種類。
 今回の「桜展」では、11代当主の千田堅吉さんが枝垂れ桜、桜の花散らし、枝桜の板木を使い、縦型のパネル(70センチ×150センチ)に夜桜をイメージした作品を創作しました。こうぞ紙に墨色でしだれ桜を映したり、鳥の子紙にキラを引き墨で桜の花散らしを置くなどコントラストがくっきりした作品となっています。
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 期間中、展覧会を訪れた人には、当主より桜カードのプレゼントがあります(数量限定)。
 唐長 三条両替町サロンhttp://www.karacho.co.jp