消費税導入(1989年4月1日)から20年になる1日、消費税廃止京都各界連絡会と消費税をなくす京都の会は、京都市内7カ所で宣伝を行い「増税ノーの声をあげよう」と訴えました。全国でいっせいに取り組まれている「大増税許さない! 怒りの宣伝」に呼応したものです。
 中京区の円町交差点では、冷たい雨に見舞われる中、3人の弁士が訴えました。「消費税をなくす京都の会」の木下和子代表委員は、導入以来の消費税収が213兆円にもなる一方、大企業の法人3税が182兆円も減らされたことを紹介し、麻生首相が大企業からの減税の要望を受け入れ、さらなる庶民増税をねらっていることを批判。2011年度までに消費税増税のレールが敷かれた下で9月までに行われる総選挙では、「庶民増税に反対する政党の議席を伸ばして、増税をストップしましょう」と呼びかけました。
 「消費税廃止京都各界連絡会」代表の伊藤邦雄京商連会長は、世界的な経済危機の下で、経済危機を乗り切る戦略としてヨーロッパやアメリカが、庶民への減税を打ち出していることを指摘し、「弱者に重い負担を強いる消費税を増税しようとしている自公政権は、世界の常識に反している。増税ノーの声をあげよう」と訴えました。