満開のシャクナゲ 宮津市・成相寺
日本三景の一つ天橋立を眼下に見る成相寺(宮津市)は、慶雲元年(704年)、真応上人が聖観世音菩薩を本尊に開基しました。ゴールデンウィークには大勢の人が訪れ、中腹の傘松公園や成相寺の弁天山展望台から天橋立を「股のぞき」で楽しみ、参道の階段の両側に咲く満開のシャクナゲ(1000株)を堪能しました。
本堂内陣の本尊の美人観音が31日まで御開帳されており、間近で手を合わせて一人ひとり縁を結んで慈悲の心に触れているようです。
内陣側には左甚五郎作といわれる「眞向の龍」の彫刻や、境内には慈悲を伝える「撞かずの鐘」、新しく再建された五重塔、鉄湯船の清水などもあり、展望台からは眼下の橋立はもとより若狭湾が一望できます。(仲野良典)