京都市立看護短大残して 学生らが「会」結成
門川大作京都市長が、2011年度に市立看護短大を廃止して佛教大学に統合することを発表した問題で、同短大の学生らは15日、「京都市立看護短大の存続を求める学生の会」を結成しました。
京都市役所で記者会見した同会代表の女子学生(19)は、同会が学生から集めたアンケートの結果を紹介。多くの学生が同短大廃止や私立化に反対していることを報告し、「学生や関係者に知らされずに廃校を突然発表したことに不安の声が上がっています。短大廃止を白紙に戻し、今後の市立看護短大のありかたについて学生や教職員、医療関係者、市民と議論すべきです」と訴えました。
同会は5月7日から12日までに、同短大の廃止問題について問うアンケートを実施し、全学生数の4分の3にあたる112人の学生から回答を得ました。
同短大の「廃止」については、「賛成」が1人(0.8%)、「反対」が66人(58.9%)、「どちらともいえない」が45人(40.1%)でした。同短大の今後について希望するのは、「市立3年制」が38人(34.8%)、「市立4年制」が71人(65.1%)、「私立3年制」0人、「私立4年制」0人でした。
同短大を選んだ理由では、「学費」90人(80.3%)、「偏差値」8人(7.1%)、「校風」6人(5.3%)、「通学距離」21人(18.7%)、「編入したいから」7人、(6.2%)、その他5人(4.4%)となりました。