梅小路公園に水族館つくらんといて 住民ら反対集会
京都市下京区の梅小路公園内で水族館が建設されることに反対する集会が7日、同公園内の「緑の館」で開かれました。主催は梅小路公園の水族館計画に反対し、公園環境を保存するため、地元住民を中心に結成された「下京梅小路パークプロジェクト」。
まちづくり市民会議の榎田基明常任幹事が連帯あいさつに立ち、水族館はCO2を大量に排出し、環境に悪影響を及ぼすと指摘し、「緑あふれ、野鳥の住処でもある公園を残そう」と呼びかけました。
日本共産党の山中渡市議が水族館建設の問題点と市の姿勢について報告。水族館建設には、○公園の広域避難所としての機能が失われること、○安価で市有地の貸与が検討されていること、などが問題であると指摘。また市は、市民アンケートで7割反対が示されているにもかかわらず、議会での審議にもかけずに強引にすすめようとしていることを述べ、「市民の声を無視して強引にすすめるやり方はゆるされない」と批判しました。
参加者からは「いつも利用しているのどかな公園をなくさないでほしい」「水族館をどうして梅小路公園につくる必要があるのか疑問だ」などの意見が出されました。
集会後、参加者は野鳥のバードウォッチングや建設予定地の野草の調査を行いました。
同会は、賛同と入会を呼びかけています。問い合わせ先は、TEL090・9289・7787、メールhbssn444@yahoo.co.jp。