核兵器廃絶めざす国際交渉を 共産党京都府委
「核兵器廃絶をめざす国際交渉を開始せよ」―日本共産党京都府委員会(渡辺和俊委員長)は9日、京都市中京区の烏丸御池交差点で「9の日」定例宣伝を行い、一緒に声をあげようと呼びかけました。成宮まり子・京都国政委員長、松尾孝府議、倉林明子京都市議が訴え。府委員会勤務員が核廃絶を訴えるビラを配布しました。
成宮氏は、志位委員長が、「核のない世界を追求する」と演説したオバマ米大統領にあてた書簡の中で「核兵器廃絶のための国際条約の締結をめざして、国際交渉を開始するイニシアチブを発揮すること」を要請したことに対し、米国政府から「この問題に対するあなたの情熱をうれしく思う」とする返書が寄せられたことを紹介。アメリカの前向きの変化を促したのは世論と粘り強い運動だと強調し、「核兵器のない世界をつくろうと綱領にかかげている党として、様々な分野の人と力を合わせて実現のためにがんばります」と力を込めました。
また、目前に迫った総選挙は、「21世紀の日本の進むべき道」が問われる選挙だと指摘し、世界が核廃絶に大きく踏み出す中で、「核の傘」にしがみつく日本政府の態度を批判。「日本共産党は、憲法9条を生かし、世界とアジアの平和に貢献する『自主・自立の平和外交』の転換を『旗印』に掲げる党です。一緒に政治を変えよう」と訴えました。