3月末に国会に上程された「障害者自立支援法」の改正案について考える集会(障害者自立支援法に異議あり! 応益負担に反対する実行委員会主催)が16日、ハートピア京都(京都市中京区)で開かれ、峰島厚立命館大学教授は「根本的問題が全く見直されていない」と批判しました。
 70人の参加者を前に峰島氏は、改正案について「政府は『応益負担』を改め、『応能負担』にするとしているが、現行の負担水準を変えておらず、利用者負担は現行と変わらない」と指摘し、政府は障害者の要望に全く応えていないと批判しました。
 障害者が通う施設の職員は、「障害者自立支援法が施行されて利用料が払えず作業所に来れなくなった人たちが大勢いる。廃止へと追い込む運動に取り組んでいきたい」と話しました。