梅385キロ収穫 伏見の地区労とふれあいユニオン
伏見地区労や伏見ふれあいユニオンが主催する梅収穫のボランティアが21日、福井県三方五湖近くの農家の梅園で行われました。江戸時代に梅栽培が始まり明治以降、福井梅として発展してきた梅農園です。今年で3回目になる取り組みには33人が参加。現地は太陽が輝いていました。
たくさんの大小の梅もぎに汗を流しての集団労働。約5キロ入るレジ袋はつぎつぎもぎ取られた梅でいっぱいに。集荷場の箱に入れ替えて、再び梅園にとってかえします。厳しい労働で梅もぎのスピードが落ちていきましたが、参加者は最後の一個まで全部収穫しました。
初めて参加した女性は「枝に梅がいっぱい!」と歓声の声。梅もぎよりも小枝に登っているたくさんのかわいいアオガエルに興味がいっていた子どもたちも重たいレジ袋を担いで収穫場へと運んでいました。猛暑の中、汗を流しての勤労奉仕で収穫量は締めて385キロ。
梅農家の人は「高齢になって、消毒作業などの手入れや梅もぎも出来なかっただけに、たくさん来ていただいてほんと助かりました」と笑顔で話していました。一人当たり5キロの梅をもらって満足。疲れた中にも労働の達成感もあってみなさん楽しそうでした。(仲野良典)