日米安保条約は日本の平和脅かす
安保破棄京都実行委員会(田中三郎事務局長)は23日、京都市左京区の教育文化センターで60年安保闘争のドキュメンタリー映画「不滅の足跡」上映会を実施し、安保問題について学習しました。
同映画は、1960年に起こった市民らによる安保条約反対運動を伝えようと1969年に制作されました。市民らが「平和と民主主義を守れ」と国会を包囲する姿や生活と権利のためにストライキする労働者らが映し出されました。
田中氏は、在日米軍基地の規模や米兵による犯罪件数などの一覧表を示しながら、「安保条約は日本国民の平和と安全・安心を脅かす根源となっている」とのべました。
京都平和委員会の戸田昌基理事長が、「オバマ演説と日本の位置」と題した報告を行い、ヨーロッパなどの主要地帯は非核に向かって前進しているとのべ、「朝鮮半島が非核化されれば北東アジアの非核化につながり、アジアから戦争がなくなる。軍事同盟である安保条約は必要なくなる」と強調しました。
参加者からは「映画の中で子どもをおんぶした女性が安保闘争に参加している姿を見て胸を打たれた」「安保条約がどういうものか、もっと多くの人に知ってもらうことが大切」などの感想が出されました。