定時制高校の定員増署名　京都の定時制・通信制教育を守る連絡会は27日、京都市伏見区の京阪電車伏見桃山駅前で、京都市内夜間定時制高校の募集定員増を求める署名宣伝を行い、教員や定時制高校卒業生らが協力を訴えました。
　京都府、市両教育委員会が来年度の募集定員を決めるのは８月。署名は、募集定員決定に向けて両教育委員会に提出するもので、この日約１時間で164人が応じました。
　参加者らは、募集定員が2000年に1000人だったのが07年には440人に減らされ、３年連続で多数の不合格者が出ていることを告発。「中学校まで不登校だったとか、経済的な理由で定時制高校を希望する生徒が増えています。府・市は希望する人に教育の機会を保障すべきです」と署名を呼びかけました。通行人は「家族が定時制高校に通っていた」「学ぶ機会は保障してあげて」などと相次ぎペンをとりました。
　初めて行動に参加した卒業生の男性（大学３回生）は、「不登校を経験して、定時制高校に入った。今の自分があるのは定時制のおかげ。ぜひ受け入れる人数を増やしてほしい」と話していました。行動には、日本共産党の石村かず子衆院３区候補も参加しました。
　同会は７月４日午後５時から、四条河原町で同様の宣伝を行います。
　連絡先は、同会ＴＥＬ０７５・７５１・１６４５（府立高等学校教職員組合内）
　署名用紙は、京都の定時制・通信制教育を考えるみんなの会

シェア