嵐山の夏の風物詩 鵜飼スタート
京都市右京区の嵐山・渡月橋上流で1日、夏の風物詩、鵜飼(うかい)が始まりました。
平安時代から続くと言われる嵐山の鵜飼は、風折烏帽子(かざおれえぼし)に腰みのをつけた伝統的な衣装とかがり火で行われています。
川上から鵜の乗った屋形船が姿をあらわすと激しく降っていた雨が小雨になり、かがり火の明かりが映されて雨で無数の波紋ができる水面に鵜が次々と飛びこみました。屋形船の後方で鵜匠(うしょう)が巧に手綱を操ると、鵜が船に上がり捕らえた魚を吐き出しました。
観客は10隻ほどの船が満杯になるほど。次々と魚を捕る鵜に「おー」「やったー」と歓声を上げました。
鵜飼は9月15日まで行われています。問い合わせ先は嵐山通船株式会社TEL075・861・0302。