高齢者大会 「生きがいと安心をめざして!」をスローガンに、年金者組合京都府本部、京都社会保障推進協議会、京都総評、京都高齢者運動連絡会など21団体で構成する「21世紀第9回京都高齢者大会実行委員会」主催の京都高齢者大会が4日、ラボール京都で開かれ、約320人が参加しました。
 今年10月に京都で開催される日本うたごえ祭典に出演するゴールデンエイジのみなさん60人による「かけがえのない人生を」と「憲法九条 五月晴れ」の大合唱で幕開け。
 主催者を代表して谷内口浩二京都高齢者退職者協議会会長が、「これまでも自民党政府からいろいろ攻撃を受けてきたが、今はひどい攻撃じゃないか。社会保障も大幅にカット、若いもんからは仕事取り上げなどメチャクチャ。これを変える運動をしないと馬借にあわない。だから労働者階級は団結、結集して政治の基本を変えること。この大会を、高齢者も世の中変えていく出発点にしよう。そして総選挙、来春の知事選、参議院選挙で勝利しましょう」と挨拶しました。
 来賓として京都総評岩橋祐治議長、日本共産党のこくた恵二衆議院議員が挨拶、井上さとし参議院議員、成宮まり子国政委員長、新社会党京都府本部などからメッセージが寄せられました。
 こくた氏は、自民党は国民生活を窮乏させている実態や自民か民主かというマスメディアの大宣伝の不当性などにふれ、「谷内口さんが述べたように団結こそが原理原則であり、蜷川さんの『憲法を暮らしにいかそう』の精神が今求められている。共に頑張ります」の訴えに大きな拍手が起こりました。
 龍谷大学大学院教授の森英樹さんが「よろめく改憲、疾走する壊憲」と題し、歴代自民党の改憲の動きや自衛隊海外派兵の危険なねらいなどを時に笑いをまじえての講演しました。
 憲法・平和、高齢者医療、年金制度や町づくりなど7分科会と学習講座が開かれ約250人が熱心な討論と学習をしました。
 大会宣言を採択後、今井康雄年金者組合府本部委員長が閉会挨拶。会場の四条御前から四条大宮までノボリやプラカードをもって元気いっぱいのパレードをしました。(仲野良典)