環境問題を行政課題に 本紙連載中の小野英喜氏が講演
京都市左京区の日本共産党上高野支部と後援会は18日、同区上高野の崇道会館で、日本共産党を語る会を開き、環境問題の学習とあわせて、原としふみ衆院2区候補の訴えを力に、「共産党を伸ばしてこそ、政治も環境問題も改めることができる」と総選挙での奮闘を誓い合いました。
学習では、「週刊しんぶん京都民報」の連載「みんなで科学を」の執筆者・小野英喜さん(京都大学非常勤講師)が「京都の環境問題と平和─京都民報の連載から考えること─」と題して話しました。
小野氏は、太陽光発電やバイオ燃料、リサイクル事業など具体的な課題を紹介。日本共産党の政策にも触れながら、行政支援の充実や国・企業の責任など「環境問題を行政課題にすることが必要」と指摘しました。今後の連載内容に触れながら、「京都民報をぜひ読んでください」と呼びかけました。
全学区宣伝の合間をぬって参加した原候補は、自らの政治の原点である水俣問題での体験を紹介しながら、「大企業が利益のために国民、弱者を犠牲にして自らの責任を棚上げにするやり方は今も同じです。私を国会に送り出してもらい、大企業だけの『もうけ得・やり得』の政治を変えさせてください」と訴えました。
参加者からは、「アカデミックな話ととともに、やっぱり政治を変えないと環境も暮らしも良くならないことがわかった」「弱者の視点から政治の転換を訴える原さんはすごい」などの感想が寄せられました。
梅木のりひで府議・原事務所長、ひぐち英明京都市議も参加しました。(中森武司)