「数」をテーマに篆刻 18日まで「辵(ちゃく)展」
江戸期から続く篆刻(てんこく)の老舗「鮟鱇窟(あんこうくつ)」主・水野恵氏が率いる「辵璽林(ちゃくじりん)」門下生の「 辵(ちゃく)展」が18日まで、京都市中京区のギャラリーおいけで開かれています。今年は「数」をテーマに書と篆刻の作品33点が展示されています。
作品は、自然数を並べた「一二三四五六七八九十」や十二支、数え歌などのほか、光が真空を1メートル進む時間「二億九千九百七十九万二千四百五十八分之一秒」、10ずつ数える時の慣用句をもじった「坊僧伽屁ヲコイタ」など、それぞれひねりが加えられています。
水野氏の書は「有為即自然」「数化而為煙人競而追烟」など。水野氏は、「生徒のみなさん工夫したおもろい作品がそろってるんで、気軽に来とおくれやす」と話していました。
今年は、作品展のほかに水野氏の作品を印刷した一筆箋やTシャツなどグッズ販売もしています。