政治の激動にふさわしく発展を 全国革新懇総会に京都から100人余
「全国革新懇第29回総会」と「地域・職場・青年革新懇全国交流会」が10月24・25の両日、奈良市内で開催され、全国から1500人、京都から100人余が参加しました。
初日の総会では運動方針案の提案を行った大黒作治(全労連議長)さんが、「政治の激動にふさわしい規模と内容で発展を。民主党を中心とした連立政権の国民生活を改善するマニュフェストは全国民の運動で実現させないといけない」と呼びかけました。
討論に参加した乙訓革新懇の梅林照夫さんは、平和と町づくりについて発言し「2003年、乙訓革新懇が呼びかけて、25団体が参加する憲法9条を守る乙訓ネットを結成しました。「9の日宣伝」は、のべ450回つづけています。改憲勢力が憲法改悪をあきらめるまで活動を続けたい」と報告しました。
総会に続いて行われた「全国交流会」で特別発言を行った、日本共産党の志位和夫委員長(革新懇代表世話人)は、「国民の『政治を変えてほしい』という期待。『このままで大丈夫かな』という不安。新しい政治への探求。この3つに応える、革新懇運動の飛躍を」と訴えました。
また、夜にも志位さんを迎えて「しい鹿ナイト」と銘打った「青年のつどい」が開かれ、京都の青年12人が参加しました。
志位さんは、青年たちの疑問や質問、率直な思いに対して一問ずつ回答。青年たちへのメッセージとして「悩んでいる人と話すのは難しいが、聞く事はできますよ。まず悩みを聞いて、聞いて、一緒に考えて打開していくことが大事。私も『志位しかない』と、言われるように頑張りたい」と語り、会場を沸かせました。
「しい鹿ナイト」に参加した、立命館大学の林優さんは「今の法律がベストでななく、私たちが生きていく上で、どういうものがベストなのかは、自分たちが考えていくべき。自分たちが動くことで社会も変えていけるんだと、感じました」と感想を述べました。
参加者は、総会と交流会を通して、来年に30周年を迎える革新懇運動への確信を深め、前進を誓い合いました。(M)