天龍寺塔頭

　天竜寺の中にある塔頭の紅葉もお勧めです。
　特別展を開催中なのは、弘源寺。寺の前の参道に植えられている桜はすでに赤く色付き、紅葉は枝先から紅葉が始まっています。
　弘源寺は室町時代の1429年に開山し、創建時は小倉山のふもと位置し、現在の二尊院から亀山までの広い寺領がありました。寺宝には後水尾天皇の和歌をはじめ、竹内栖鳳門下の日本画が多くあり、ねこの図（栖鳳）や渡月橋の図（山本紅雪）ら数十人の作品群が本堂に飾られています。お抹茶席（500円）もあり、庭を愛でながら一服できます。
　庭園には、紅葉したドウダンツツジの見事な木があります。高さ約２メートル、周囲３メートルはあるでしょうか、こんなドウダンツツジは見たことがありません。ツワブキは黄色い花を咲かせ、チョウがサザンカの花の蜜を吸っていました。
　お隣の三法院の庭は手入れが行き届いています。モミジ、イタヤカエデのほか、トサミズキ、ハナミズキ、ハナイカダなどの紅葉が見られます。

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紅葉スポットＤＡＴＡ

• 住所：【弘源寺】京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町65　ＴＥＬ０７５・８８１・１２３２
  【三秀院】京都市右京区嵯峨天竜寺芒ノ馬場町64　ＴＥＬ０７５・８６１・０１１５
• 交通：【弘源寺】ＪＲ嵯峨野線「嵯峨嵐山」より徒歩10分
  【三秀院】京福「嵐山」より徒歩約３分
• 拝観時間9:00～17:00
• 拝観料一般500円、小人300円、宝厳院割引共通券900円
• 紅葉状況：
• 紅葉樹：カエデ、ドウダンツツジ、ミズキ