20091109-08.jpg  「太秦憲法9条の会」は7日、『憲法は どんな兵器より力がある』(アレン・ネルソンさんの言葉より)のスローガンのもと発足して4周年となるつどいを、右京区の右京ふれあい文化会館で開き、90人が参加しました。
 右京区憲法9条の会の長砂實代表が「新政権後の右京地域、職場9条の会活動について」あいさつしました。
 「憲法をめぐる現在の情勢 今、私たちにできることは?」と題して、憲法9条京都の会事務局長の小笠原伸児弁護士が講演。小笠原氏は、戦争はよくないもの、戦争のない社会をめざすべきだという私たちの立場に対して、九条改憲賛成派の人たちからの意見を紹介し、「軍事力世界一、最強の米国から、攻撃を受けることを考えた事のないほどの強い信頼関係があれば、どの国に対しても軍隊はいらない」と述べました。また、民主党連立政権が衆院比例定数の80削減をのべていることや対等な日米関係と役割の分担、米軍再編・在日米軍基地の在り方で国民の願いと反する方向性を示すなどの問題点を指摘。そして、9氏が呼びかけた「九条の会」アピ-ルの精神はいっそう輝きを増し、「この国の主権者である国民一人ひとりが、九条を持つ日本国憲法を自分のものとして選び直し、日々行使していくことが必要。そのために、私たちの日常的な国民運動が大切である」と強調しました。
 つどいでは、竹内祐子さんらがフルート二重奏で「グリーン スリーブス」「赤とんぼ」などを演奏。スライドで振り返る「太秦憲法9条の会のあゆみ」と「9ゾウくん げんきかるた」が紹介されました。
 沓脱佳音利さんらの歌唱指導で、「憲法九条 五月晴れ」など平和の歌を歌いました。現在638人の賛同者を力に「9条をまもろう」署名を、足元から、家族、町内、太秦地域、全体に広げようと誓い合いました。(永井修治)