京都紅葉平等院20091119　宇治川塔の島（＝浮島）の西側の堤にあり、世界文化遺産リストに登録されている平等院は、王朝文化、芸術の宝庫です。平安時代には塔の島（写真＝日本最大の13重石造佛塔）近辺に貴族達の別荘が建ち並び、この平等院も藤原道長の別業を子の頼道が1052年（永承７年）に寺院に改めたものです。翌年の1053年に定朝作阿弥陀如来佛を安置した阿弥陀堂（＝鳳凰堂）が建てられ、12世紀初めまでには法華堂、五大堂など諸伽藍が整備されました。
　有名な鳳凰堂は、中堂を中心に左右対称に翼廊がひろがり、均整のとれた優雅な建造物で、中堂の大屋根両端には鳳凰が飾られています。鳳凰堂内部には天蓋、螺鈿装飾、壁画や雲中を飛びかう菩薩像など（すべて国宝）荘厳さに眼をうばわれます。
　また堂前には池を配した庭園があり、鳳凰堂にとけこませて極楽浄土の世界をあらわしていると言います。
　以前は宇治川の堤から鳳凰堂に安置されている大きな阿弥陀仏が拝めたのですが、生け垣や植樹がされました。参拝入り口から真っ赤に燃える紅葉が迎えてくれます。（仲野良典）

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京都紅葉平等院20091119
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紅葉スポットＤＡＴＡ

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  • 住所：京都府宇治市宇治蓮華116　ＴＥＬ０７７４・２１・２８６１
  • 交通：京阪宇治線「宇治」、ＪＲ奈良線「宇治」より徒歩10分
  • 時間：等院庭園8:30～17:30（17:15受付終了）　平等院ミュージアム鳳翔館9:00～17:00（16:45受付終了）　鳳凰堂内部　通年9:10～16:10（9:30より拝観開始、以後20分毎に１回50名様）
  • 拝観料：一般600円、中高生400円、小学生300円　【鳳凰堂内部】別途ご志納金300円
  • 紅葉状況：

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