子どもの医療 今と未来 新日本婦人の会長岡京支部は5日、長岡京市のバンビオ生涯学習センターで京都民医連太子道診療所小児科の尾崎望医師を招いた学習交流会「子どもの医療 今と未来」を行い、親子連れら30人が参加しました。新型インフルエンザが猛威をふるう中、具体的な対処の仕方を小児科医から学ぼうと開かれたもの。
尾崎医師は、京都市休日急病診療所の10月の受診者数は前年比308.5%と急増し、病院には新型インフルエンザによる呼吸不全の入院が増えていると報告。中でも小児患者が最も多く、気管支喘息の患者に悪化する傾向がある特徴やワクチンが足りていない状況などを解説しました。
 また、世界的に見て日本のワクチン接種状況が「あまりにも貧困」とのべ、世界の常識となっているヒブや混合ワクチンの接種の遅れを指摘しました。
 参加者からは、「インフルエンザワクチンの接種は1回、2回どちらが正しいのか」「熱が出て医者にいったが、もう少し様子を見てからと言われたり、早く連れてきなさいと言われたり、熱をどう判断したらいいのかわからない」などの質問が次々と出され、尾崎医師が丁寧に答えました。