共産党府議団要求懇談会 日本共産党京都府議団(新井進団長、11人)は21日、京都市上京区の社会福祉会館で「府議会報告・要求懇談会」(自治体要求連絡会共催)を開きました。
 新井団長が府内の雇用情勢などについて報告し、不況の中で仕事が無く苦しんでいる中小零細業者や、高い学費や就職難で困っている高校生など、府民が危機的な状況に追い込まれている実態を紹介。それに対して山田府知事が府民の暮らしを守らず、構造改革路線を押し進めてきたことを批判し、「府民の暮らしは大変な状況で府政を変えなければならないことを実感しています。府民のいのちと暮らしを守り、京都再生・ふるさと再生を掲げている門ゆうすけさんを知事に押し上げるために、共同を広げ、全力をあげます」と訴えました。
 光永敦彦府議が、就職・生活支援のワンストップサービスの充実や就職できない高校生への具体的な支援策、トステム綾部工場閉鎖撤回などを求めてたたかってきた同党府議団の議会論戦を紹介。府民の暮らしが落ち込む状況下で、政権交代し、知事と民主党、自民党との関係が複雑になり、知事選挙の構図が混迷している状況を述べ、「今こそ府民のみなさんと共同を広げ、府民の暮らしを守るため、知事選勝利へ全力をあげたい」と訴えました。
 京都総評の梶川憲事務局長が、トステム綾部工場閉鎖撤回・労働者の雇用確保を求めるたたかいでの取り組みや、暮らし・雇用問題について報告し、知事選勝利を呼びかけました。
 参加した個人や団体から、「仕事がなく、仕事探しの相談に来る人も多い。仕事おこし施策が必要」「農業問題で、MA(ミニマムアクセス)米輸入に反対し、米価引き上げ対策を求めたい」「教育費負担は深刻な問題。府の制度の充実を」などの意見が出されました。