市民の暮らし応援する予算に 京田辺市議団が市長と懇談
日本共産党京田辺市議員団(塩貝建夫団長、4人)は昨年末、2010年度の京田辺市予算編成にあたって、14章208項目の予算要求書を市に提出しました。14日、予算要求書にもとづき市民要求の実現を求めて京田辺市長と懇談しました。
塩貝団長がはじめに、「経済不況で市民1世帯当たりの年間所得がこの10年間で80万円減少し、働く市民の収入も大きく減らされている。また、市内の中小零細事業者の営業も大変厳しくなっている。こんな時期だからこそ市民の暮らしを応援する予算編成を行うことが大切」と要望し、懇談しました。
市長からは、「不況の影響で市税収入が落ち込み、法人税の税収減や、固定資産税についても伸びが少ない。従って、大きな事業はできないため、市民の暮らしの実態を見て予算編成する」、「任期最後の本格予算となるので、公約の子育て支援や、安心安全について、各部長、課長などから現地現場の市民の声を吸い上げた施策が執行できるよう、今週から始まる予算査定の作業の中でこの要求書の中身も検討して予算編成したい」と表明がありました。
12月議会での市長答弁である(1)子どもの医療費助成、小学校3年生まで通院費無料化拡充(2)都市計画税率引き下げの検討(3)省エネ、バリアフリー対策と合体した住宅改修助成制度の検討(4)75歳以上の人間ドッグの受診補助復活など、についても総合的な見地から検討している旨の考えが示されました。
その他、平和の取り組み、府営水道料金の問題、北部地域の保育所増設、後期高齢者医療制度、国保税の負担軽減、農業の担い手づくり、平和堂内の女性ルームの期限切れに伴う今後のあり方、等々当面の課題についての意見交換を行いました。(S)