小中学校へのエアコン設置など前進 共産党宇治市議団が「意見を聞く会」
日本共産党宇治市議団は18日、同市の生涯学習センターで、「2010年度予算について市民のみなさんのご意見を聞く会」を開催しました。
水谷修市議のあいさつにつづき、前窪義由紀府議が府の予算案の特徴を説明。▽構造改革で、府民の暮らしを破壊▽ダムや港湾、高速道路などムダな大型公共事業を推進▽府債(借金)は10年間で4倍にふくれた―と批判し、ひと・いのちが大切にされる府政への転換が必要と訴えました。
帆足慶子市議は、12月宇治市議会に出されたの5つの請願の審議と2010年度予算案の特徴を説明。「宇治市ではじめて一般会計で600億円を超える予算案だが、市債(借金)の大幅な増加をともなっている」「小中学校へのエアコン設置や保育所2か所の新設、後期高齢者の人間ドックへの補助など市民の願いと運動で前進した課題がありますが、国民健康保険料の値上げ、保育料の値上げなど市民生活を脅かす施策も含んでいます」「宇治小学校の小中一貫校では詳細設計でも、他校より教育条件の低い問題などが全く解決していません」などと報告しました。
参加者から、「府からの交付金が減っている」、「天ケ瀬ダムの430億円はムダな上に、かえって危険になる。ストップさせないといけない」などの意見が出されました。ひらき地域からは、「浄水場問題でいつ閉鎖されるかと眠れない日々。市は誠意のある対応をすべき」「水道ビジョンなど長期計画との関係の説明を」などの発言がありました。
不況対策では、「荒れる里山保全などに人を雇って対応してはどうか」と雇用を有効に生み出す施策の提案や「障害者施設の製品販売への援助」、「京都南部にもホスピスをつくってほしい」「市役所には幹部ばかり多くて、現場の職員が少ない」など提案や要望・意見が出されました。(山崎恭一)