伏見革新懇 伏見革新懇は23日、2月例会(拡大世話人会)を開催し、山宣記念性教育研究室長で伏見革新懇の世話人でもある小田切明徳さんが「山宣研究の新事実」と題して報告しました。世話人や伏見の団体、個人さらには大学で山本宣治の性教育を研究する女性など20人が参加しました。
 小田切さんは、戦前山本宣治も講義を行った長野県伊那地方での「自由大学」や、山宣が当時所属した労働農民党が作成配布した「帝国主義戦争反対」などのビラを現地に赴いて調査・研究しています。また、暗殺される直前に山宣が揮毫した「唯生唯戦」の書についても、鹿児島の西郷隆盛記念館などを訪ね、そこに込められた山宣の想いを探求しています。小田切さんはこれらの内容を詳しく報告し、戦前の帝国議会で唯一人治安維持法改悪反対を貫いた山宣の足跡をたどりながら、「“山宣ひとり孤塁を守る”とならないように、九条を守る輪を大きくしよう」と訴えました。また山宣暗殺を機に、無産者診療所が建てられたこと、それが戦後~現在の民医連運動に受け継がれていることを紹介し、知事選挙に立候補を予定している民医連京都第二中央病院院長の門ゆうすけさんの勝利を強く呼びかけました。
 質疑・討論の後、事務局から、(1)知事選勝利、(2)暮らし、沖縄・安保のたたかいの強化、(3)革新懇組織の拡大強化が報告・提起され、全体の拍手でこれを確認しました。(S)