安保破棄し平和な日本を 比嘉氏講演
今年1月の名護市長選で米軍基地建設反対市長の誕生に貢献した比嘉靖氏(琉球大学、沖縄国際大学非常勤講師)による講演が11日、京都市中京区のハートピア京都で行われ、90人が参加しました。主催は京都憲法会議、京都平和委員会、安保破棄京都実行委員会など5団体の共催。
比嘉氏は昨年、「新基地建設反対・暮らしと平和を守る市民の会」から出馬を表明後、候補者間協議で稲嶺進氏を統一候補としてたたかい、稲嶺市長誕生に貢献しました。
比嘉氏は、稲嶺氏は当初、基地建設容認・推進の立場だったが、名護市民の基地建設反対の世論が広がったことで反対を主張するように変わったと紹介。「基地で生活を支えられている人も含めて、基地の存在を不安に感じない沖縄県民はいない。基地建設反対の世論が大きくなれば、勇気を出して反対の声を上げる人はたくさんいる」と強調しました。
また、基地が沖縄にある原因は日米安保であると指摘。今年、日米安保50年と同時に、沖縄が日本に復帰して38年になると紹介し、「沖縄の人は『平和憲法のある日本で生きたい』と願って、米軍基地のない沖縄を目指していた。今こそ安保を破棄して平和憲法の下で生きるために、名護市民と京都府民で連帯の輪を広げよう」と呼びかけました。