9条署名8万610人分を国会提出 憲法9条京都の会
「憲法9条京都の会」は12日、国会請願を取り組み、憲法9条を守る署名8万610人分を提出しました。京都からの署名提出は5年ぶり2回目。前回提出分とあわせて国会に届けた署名は25万人となりました。
署名は、同会の代表5人が紹介議員の社民党の服部良一衆院議員、山内徳信参院議員、日本共産党の穀田恵二衆院議員、井上哲士・市田忠義両参院議員の5人に託しました。
署名提出集会では、請願署名の手交後、紹介議員と参加者の意見交換が行われました。憲法をめぐる国会状況について、穀田、井上両議員は、「改憲手続法が通った後、7国会にわたって改憲案づくりの場になる憲法審査会の始動を許していない。付則事項・付帯決議の審議もされていない。改憲の策動をくい止めてきたのは国民の運動と世論の力だ。今後も力をあわせて、9条変えるな、改憲手続法はいらないの幅広い運動を広げていこう」と呼びかけました。また、服部、山内両議員からは「憲法は日本国民のいのちそのもの。連立政権として憲法遵守を合意しているが、与党であっても厳しく追及する。憲法審査会は始動させていないが、安心はしていない。国民投票法施行にむけていろんな仕掛けがでてくることはありうるのでがんばりたい」と述べました。
集会後、参加者は2組に分かれ、地元選出のすべての衆参議員への要請を行いました。(寺内寿)