円山公園〈１〉Maruyama Park

　枝垂れ桜で有名な円山公園。もっとも大きく、有名な枝垂れ桜は、「祇園の夜桜」として親しまれてきた「一重白彼岸枝垂れ桜」という種類で、現在の樹は２代目。枯死した初代の桜の実生を桜守の13代佐藤藤右衛門さんが種子から育て、1949年に植樹したものです。枝が折れているところもありますが、しっかりとつぼみを付け、今年も見事な花を咲かせてくれそうです。
　公園奥の「祇園枝垂れ桜」と命名された木はすでに３分咲き。他の枝垂れ桜もつぼみが膨らんでおり、１週間以内に開花しそうです。
　公園内では、花見客を迎える準備が進み、床几やぼんぼりなどが整えられていました。観光客もちらほらと訪れており、「もう、桜が咲いている。うれしいなあ」などと盛んにカメラを向けていました。