仁和寺Ninna-ji Temple

　世界遺産で有名な、真言宗御室派総本山仁和寺。現在の開花状況は、染井吉野や枝垂桜は蕾がほころび始めたところ。山桜は満開です。ミツバツツジも満開で、桜とはまた違った色を添えています。雨天でも参拝客の姿が見られ、咲き始めた桜にカメラを向けていました。
　仁和寺には、南側を走るきぬかけの道に連なる染井吉野や、境内には鐘楼前の枝垂桜、観音堂横の山桜、はたまた黄緑色の花が咲く御衣黄桜（ぎょいこう）などありますが、中でも有名なのが「御室桜」。御室桜は、丈の低い遅咲きの桜として有名です。その丈の低さから、鼻の低いお多福になぞらえて「お多福桜」とも呼ばれます。
　例年4月初旬の開花時期には、伽藍内では参道沿いのソメイヨシノが咲き誇り、200株を数える御室桜も咲き始める中で、「さくら祭り」が催されます。今年はまだ日時は定かではありませんが、花見席の準備も進められています。
　御衣黄や御室桜はまだまだ蕾も固く、見頃は遠そうです。

ねぶたさの　春は御室の　花よりぞ　　蕪村

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桜スポットＤＡＴＡ

• 住所：京都市右京区御室大内33
  ＴＥＬ０７５・４６１･１１５５
• 交通：京福電鉄北野線「御室仁和寺」下車徒歩約２分
• 拝観時間：9:00～17:00（受付終了16:30）、桜まつり期間中は8:30～17:00
• 拝観料：桜まつり期間中（開花状況により変動）は境内（伽藍）有料、一般500円、中小生200円。御殿：一般500円、中小生300円、霊宝館：一般500円、高中生300円、小学生無料、茶室：1000円（要予約）
• 開花状況：
• 品種：御室桜、ソメイヨシノ、シダレザクラ　ほか
• 世界遺産 総本山 仁和寺