重文指定の杉本家訪問 共産党の成宮まり子京都選挙区候補ら
日本共産党の成宮まり子参院京都選挙候補と穀田恵二衆院議員(代理=小林孝宏秘書)は19日、山中渡京都市議とともに国の重要文化財に指定(16日)された杉本家住宅(京都市下京区)を訪問し、同住宅を維持管理する財団法人「奈良屋記念杉本家住宅保存会」の杉本秀太郎理事長らと懇談しました。
成宮さんは「数年前に土蔵の壁が剥(はく)落した時に伺いましたが、修復費用の負担が大変でしたね。もっと早く指定されるべきだったと思っています」と話しました。
杉本理事長は、1990年ごろ前所有者の(株)奈良屋が建物の取り壊しを計画した際、土地、建物を残すために署名活動を行い、財団法人を設立するに至った経過や苦労を語り「建築家の故・藤島亥治郎さんや梅原猛さん、冷泉貴美子さんなどいろいろな方々の支えがあり、財団として残すことができました。今は、財団の維持会員の方々が600人余おられます。何より今回の指定は、財団の幅広い活動を国が認めたということでしょうか。ビル街の中でこの土地・建物が残されることは貴重な事。本当にありがたいことです」と話しています。