水族館説明会で反対意見相次ぐ
京都市下京区の梅小路公園に水族館建設を計画している市とオリックス不動産(東京都)は25日、同区内で地元4学区住民への説明会を開催しました。建設反対や全市民対象の説明会を求める声が相次ぎ、市は、全市的なシンポジウムや引き続き地元説明会を開催することを約束しました。
4学区以外からの市民を含む約120人が参加。オリックス不動産は23日、都市公園法に基づき、同計画の公園施設設置許可を市に申請し、6月から工事に入ると説明しました。これに対し参加者からは、「年間CO2を4800トンも排出する水族館設置は、温暖化防止に逆行」、「近隣の小学校に与える環境悪化が心配。保護者には何の説明もない」、「生物保護の観点から見ても、水族館は時代遅れ」、「全市的に住民の賛否を問うべきだ」など、計画の見直しや白紙撤回を求める意見が数多く出されました。
市は、「市民の意見を公募するなど、市民の声を聞いている」「環境教育や周辺活性化に寄与する計画」などとし、計画推進の姿勢を示しました。