水族館建設 許可おろす前に十分な説明を
オリックス不動産が京都市下京区の梅小路公園内に計画する水族館について、住民団体が7日、市に対して、「設置許可をおろす前に、市民に対する説明責任を果たすよう」求める要望書を提出しました。
要望書を提出したのは、水族館建設に反対する、「下京梅小路パークプロジェクト」と「梅小路公園に水族館はいらない“市民ネットワーク”」の2団体。両団体は2回の説明会で参加者の質問も制限し、強引に許可をおろそうとする市のやり方を批判してきました。
要望書では、水族館建設について(1)地元住民の生活環境に関わる重大な問題であり、設置許可を急ぐことなく、地元説明会を開催すること(2)地域住民はもとより、古都京都の市民にとっても、京都の品格に関わる重大な問題であり、京都市民説明会を開催すること(3)設置許可の可否を決めるにあたって、あらためて計画に対する京都市民の賛否を問うこと─を求めています。