看護短大廃止条例案再提案に怒り
京都市立看護短期大の廃止に反対する集会が8日、京都市内で開かれ、同短大の学生や卒業生らが、廃止条例案を市会に再提案するとした市の方針は「納得できない」と訴えました。集会は、2月定例会で否決された同短大廃止条例案を、市が5月定例会(14日開会)に再提案すると発表(7日)したことを受けて開かれたもの。学生や保護者、支援者ら約100人が参加しました。
同短大の存続を求める「学生の会」の松本ひろかさんは、「廃止案は否決されたのだから、停止している学生募集を再開すべきだ。なぜ、廃止条例案を再提出するのか」と怒りの声をあげました。
同窓会有志の会の太口武子さんは、「市民の貴重な財産、短大を存続させるため頑張りたい。大きな支援を」と呼びかけました。
日本共産党の赤阪仁市議は、先月開かれた市会の委員会で、市側は議案の再提案は慎重にしたいと答弁していたことを紹介し、「民主主義のルールを全く無視している。市民と力を合わせて、再度否決に追い込みたい」と訴えました。
短大の存続や廃止問題に関する責任の所在を明らかにすることなどを求めたアピールを採択しました。