普天間基地撤去へ沖縄と京都心ひとつに 京都市出身の民青同盟沖縄県委員長 小松直幸(31)
「核兵器のない世界」と「基地のない沖縄」を願う国民・府民の運動と世論が高まっています。米海兵隊普天間基地の無条件撤去を求めるたたかいについて、京都市出身の小松直幸さん(31)=民青同盟沖縄県委員長=にききました。
〈沖縄県民大会後に変化が 京都の連帯うれしい〉
鳩山首相が4日、沖縄に来て県知事や名護・宜野湾市長、地域住民らと会談し、県内移設の方針を伝えたことに県民は怒っています。「危険な米軍基地はいらない」という声を広げていきたいと思っています。
「沖縄にこれ以上負担を押し付けるな」「首相は県民の声を聞け」―県民約500人が同日の午前9時、県庁前で声を上げました。県庁に来た鳩山首相にアピールする集会です。私たち民青同盟などの市民団体や日本共産党などの政党も集会に参加し、約4時間市民のアピールは続きました。
集会の最中、鳩山首相が「沖縄県に負担をお願いしたい」と発言したことが参加者に伝わり、会場は怒りであふれました。少なからず民主党政権への期待もあっただけに、「公約違反じゃないか」「それはおかしい」と失望の声が上りました。選挙では民主党を応援する労働組合からも批判の発言がありました。
首相は私たちを避けるようにして県庁の裏口から出て行き、宜野湾・名護市へ向かいました。名護市の住民説明会や普天間基地前でも住民から「辺野古へ移設するな」「県民は怒っているぞ」と首相を批判する声が上がりました。
……私は京都市東山区出身で、沖縄国際大学に通うために沖縄に来ました。6年前から沖縄県の民青同盟委員長をつとめ、青年運動をしています。県民大会に初めて参加した青年も多く、変化を感じます。沖縄の若者にとって、米軍基地は……
(詳しくは「週刊しんぶん京都民報」5月16日付に掲載)