水族館なんかいらへん! 市民団体がウオッチング
京都市の進めている水族館建設に反対する市民らでつくる「下京梅小路パークプロジェクト」は16日、水族館建設が予定されている梅小路公園(京都市下京区)で「梅小路公園ええとこウオッチング」を行い、38人が参加しました。同公園が1995年に完成した頃から毎日のように散策している亀井美和子さんの案内で公園を見て回りました。
七条通入り口広場の大半をつぶして水族館の来客駐車場にされようとしている場所を出発点に、芝生やリュウノヒゲなどを植えて「緑の駐車場」の実験をしている駐車場や鉄道博物館計画でアスレチックや大型遊具が全部つぶされようとしている「ふれあい広場」、「いのちの森」を一周し、夏には蛍が飛び交うせせらぎ、毎年カルガモがヒナをかえす池、青梅がだいぶ大きくなっている梅林などを回りました。
参加した日本共産党の山中渡市議は、京都市長が水族館建設の設置許可(14日)を出したことに対し、同党市議団の抗議「声明」と水族館の設置許可を撤回するよう求めていることを報告しました。
参加者からは「こんなに多くの人がのびのびくつろげる公園に、何で水族館なんか作ろうとしゃはるのやろ。水族館なんかいらへんと強く思う」と話していました。(森野)
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梅小路パークプロジェクトは6月1日、午前10時から七条入り口広場前で座り込みの抗議行動を予定をしています。