市教組定期大会 京都市教職員組合(新谷一男委員長)は22日、第42回定期大会を京都市左京区の教育文化センター開き、○貧困と格差をなくし、生きる権利の保障、平和、憲法を守る○改訂学習指導要領に反対し、改悪教育基本法の具体化を許さない○30人学級全学年実現、教育費の無償化、住民合意のない学校統廃合阻止○長時間・過密労働をなくす○働きやすい職場づくり、民主的な教職員集団作り─など5つの重点課題を柱にした2010年度方針を採択しました。
 新谷委員長はあいさつで、教員の超過勤務是正を求めた裁判で、新たに2人の原告の超勤実態が認定され、市教育委員会に損害賠償を命じる判決が出るなど、運動が前進したことを紹介。「市教組の団結と粘り強い運動の成果。どの教員も安心して働ける学校は、一人一人の子どもを大切にする学校につながる。子どもたちの未来のためにも、市教組の団結と運動をさらに広げよう」と呼びかけました。
 大会には、来ひんとして日本共産党の成宮まり子参院京都選挙区候補と赤阪仁京都市議が参加しました。   
 選出された役員は次の通り(敬称略)。執行委員長=新谷一男(再)、副執行委員長=得丸浩一、森晋一、高木政江(以上新)、中野宏之(再)、書記長=寒川正春(新)。