労働者派遣法改悪阻止集会 国会で審議中の労働者派遣法「改正」案について、「こんなの改正じゃない!改悪案を阻止しよう」と呼びかける「つどい」が22日、京都市中京区のハートピア京都で開かれ、40人が参加しました。
 主催した「なかまユニオン京都分会」が、同法「改正」案の問題点について(1)登録型派遣、製造業務派遣を原則禁止としながら、登録型では「専門業務26業種」を、製造業務では「常用型」派遣を、例外として抜け穴をつくる(2)派遣先の「事前面接」の解禁、「直接雇用申し込み義務」規程を削除することで、派遣先の雇用責任は免除し、派遣労働者の正社員化の道を閉ざす(3)正社員と派遣の待遇は、「均衡に考慮」するにとどまることーなどを報告。「財界からの巻き返しに、政府案は大きく後退した。派遣労働者の差別待遇と無権利状態は変わらないし、改悪案はいっそうの規制緩和を進めるもの」と厳しく批判しました。
 パナソニック・プラズマディスプレイ(PDP)の元派遣労働者、吉岡力さんは「偽装請負だったことが分かり労働局に告発。いったんは直接雇用されたが、わずか5カ月で解雇された。会社を提訴してたたかっている」と語り、「違法行為の企業を免罪するような法案は絶対に許せない」と訴えました。