貧困や将来不安を解決しよう 府立高教組大会
京都府立高等学校教職員組合(原田久委員長)は29日、京都市左京区の京都教育文化センターで第65回定期大会を開き、2010年度運動方針を採択しました。
運動方針では、○憲法を守り、貧困や将来不安を解決し、参院選での要求実現○長時間過密労働をなくすなど健康で働き続けられる職場づくり○管理と競争強化でなく、「参加と共同の学校づくり」○保護者や他の労働者と連帯し、平和と民主主義、地域とくらしを守る―などが確認されました。
原田委員長は、民主党政権に交代したもとで公立高校授業料無償化が実現する一方、普天間基地問題での混迷などで「多くの国民が民主党政権に裏切られたと感じている」と批判。高校生の就職難が大きな問題になっていることを取り上げ、「多くの高校生が貧困・格差で苦しんでいます。高校生の就職問題を大きく取り上げ解決させていきたい。大企業優遇、日米同盟絶対の政治から抜け出すためにも、参院選挙が新しい政治の幕開けになるように力を尽くそう」とあいさつしました。
日本共産党の山内佳子府議が来ひんあいさつし、「普天間基地問題では若い世代からも鳩山首相に対して大きな怒りが起こっています。無条件撤去を求め、たたかっていきましょう。基地も核もなく、軍事費を削って教育にお金をまわす日本へ変えていきましょう」と述べました。
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大会で確認された役員は次の通り。
○執行委員長=原田久○副執行委員長=永崎靖彦、佐野幸良○書記長=馬場勝幸(いずれも再)。