普天間基地無条件撤去学習会 右京革新懇は28日夜、「普天間基地の無条件撤去に連帯した公開学習会」を右京ふれあい文化会館で開きました。16回目の学習会で、「日米安保と米軍基地問題」と題して、京都革新懇常任世話人の長砂實関西大学名誉教授が講演しました。
 長砂氏は「沖縄普天間米軍基地問題は、日米安保体制の抑止力の克服でしか解決しない」とのべ、安保の歴史的変容と「だれにとっての利益であり、必要なのか、だれが犠牲者か」を解明。日本政府は日米の軍事産業の利益を国民の税金でもうけさせ、米国は世界を支配するために軍事体制を強化しているとして、米軍基地は日本国民を守るものではないと指摘し、「憲法と相容れない安保、自公政権・新鳩山民主党政権は、日米同盟絶対の原理主義になっている」と述べました。
 続いて、沖縄革新懇代表の鎌田隆沖縄国際大学名誉教授が連帯のあいさつを行い、沖縄では国会、県市町村の全党派、経済界も一緒に県民ぐるみの運動なり、「日米合意」がどうあろうと「ユクシ力」(嘘つき力)に負けない県民の怒の心、決意は変わらないとのべ、「本土復帰の時のように全国と沖縄が連帯してたたかいましょう。沖縄と全国民の連帯で米軍基地撤去を国民的運動に広げよう」と呼びかけました。
 右京革新懇は6月5日(土)夕、西院地域で緊急の「沖縄のたたかいに連帯する右京デモ」を地域団体4者の呼びかけで行います。(永井修治)