今度は大企業・アメリカにモノ言う政治へ 共産党こくた衆院議員
鳩山首相の辞意表明を受けて日本共産党京都府委員会は2日、京都市下京区の京都駅前で緊急街頭宣伝を行い、「暮らしの問題で公約を破り、国民を裏切ったのが鳩山政権。参院選では共産党をのばしてほしい」と訴えました。
穀田恵二衆院議員は鳩山首相の辞任について、後期高齢者医療制度の廃止先送り・対象年齢拡大や沖縄・普天間基地「辺野古」移設など、政権交代で国民が期待した肝心要の問題に応えず、国民を裏切った結果だと指摘。
暮らしの問題の解決のためには大企業とアメリカにモノを言う政治が必要とのべ、「アメリカと大企業にはっきりモノが言えるのは共産党だけ。ぜひ参院選でのばしてほしい」と訴えました。
成宮まり子参院京都選挙区候補は、派遣切り中止を大企業に直接申し入れたことや京都駅でのホームレス支援活動、5月16日の沖縄・普天間基地包囲行動などに参加してきたことを紹介し、「国民のみなさんの苦しみを知っている私だからこそ、大企業やアメリカにはっきりモノ申す政治に転換できる」と訴えました。
浜田良之党京都府国政委員長代理は、「鳩山首相と小沢民主党幹事長は辞任したが、政治とカネの問題でまともな説明は一度もされていない。このままで終わらせてよいのか」と批判。「参院選では企業献金も政党助成金も受けとらない共産党に支持を寄せてください」と訴えました。
初めから演説を聞いていた女性(61)は、「期待を裏切ったので辞任は当然。総選挙では民主党に投票したがもうダメ。今度は共産党に入れてみようと思う」と語りました。