命を救う医療制度に変えよう 医療制度を考えるつどい
京都社会保障推進協議会は17日、京都市中京区の京都アスニーで「国保、後期高齢者医療制度、地域単位の医療保険を考えるつどい」(自治労連、府職労連、京都市職労、医労連、民医連などが共催)を開き、約60人が参加しました。
京都府保険医協会政策部会事務局の中村暁氏が国保料などの医療制度問題について講演。中村氏は、京都市内を中心に府内各地で高すぎる国保料のために保険料を払えず、行政から保険証を取り上げられる事態が起こっていることを紹介。小泉内閣以降、政府が医療費抑制施策を進め、後期高齢者医療制度創設や国民健康保険を都道府県単位に広域化する計画などを進めていることを指摘し、「民主党・菅政権は、医療費を削減する構造改革路線を進めようとしています。構造改革路線をストップさせ、国保の広域化・一元化反対を訴えていく運動が必要。国民皆保険や医療費の窓口負担ゼロなどを目指し、運動を広げていきたい」と訴えました。
参加者からは、「病院の職員です。保険証がないために病院に来られず、命を失う方がおられました。本当に命を救うことのできる医療制度、社会に変えていかないといけない」「後期高齢者医療制度に入らされているが、年金から保険料が天引きされ、日々屈辱的な目にあっている。不服審査請求してたたかっています」などの発言がありました。