京都府幹部が山田知事の選挙支援を要請 共産党・前窪議員が追及
4月に行われた府知事選挙で前知事室長(現・南丹広域振興局長)が、複数の府管理職に山田啓二知事の街頭演説への参加をメールで要請していたことが明らかになりました。日本共産党の前窪義由紀議員は17日の府議会代表質問で「今回の事件は公職選挙法違反の公務員の地位利用にあたり、行政ぐるみの選挙の体質が変わっていない」と批判し、知事を追及しました。
メールは知事選挙中の4月8日に送られたもので、知事が同月9、10の両日行う街頭演説会に参加を要請していました。
前窪議員は、04年に長岡京市で、府OBの助役が同市の幹部に山田知事の後援会に入会するよう勧誘した問題をとりあげ、「当時、知事は『府民に公正を疑われるようなことがあってはならない』と語っていた。知事の責任は重要。事実を徹底究明し、府民に結果と責任を明らかにすべき」と追及しました。
知事は、謝罪し、第三者を入れた調査組織を立ち上げて調査する方針を示しました。