20100714-01.jpg 祇園祭宵宵々山の14日、日本共産党の穀田恵二衆院議員と山中渡京都市議団長は保昌山や太子山、木賊山などを訪問。各鉾や山の保存会関係者らと懇談しました。
 32の山・鉾の中で懸装品などの作者と製作年が確認できる数少ない山の一つである保昌山(下京区東洞院松原下る)を訪ねた穀田氏は、会所で出島昭男理事長から屏風やタペストリーの由緒を聞きました。御神体の人形・丹後守平井保昌(たんごのかみひらいやすまさ)の頭部は1500年(明応9)に町内の彫刻師・勇祐が、前かけと胴かけの原画は町内に住んでいた円山応挙(1733-95)によるものと説明した出島理事長は、「この町内には伝統工芸に携わる職人が多く、今では作れないような逸品が継承されてきました」と話しました。
 太子山、木賊山では、世界で4点しか現存しないインド刺繍の懸装品や江戸期に使われていたシンボルマークのついた万幕など鉾町のお宝について説明を受けました。
 穀田議員は「皆さんの祭を受け継いでいく熱い気持ちに心動かされます。ご苦労様です」と関係者らを激励しました。