朱雀健闘を讃える 19日に行われた高校野球京都大会3回戦に進んだ朱雀高校は、伝統校・東山高校に敗れたものの、3回までに4得点をあげ、序盤をリード。応援席からは健闘をたたえる声があいつぎました。
 東山応援団が、リーダー部、チアリーダー部、吹奏楽部など合計200人だったのに対し、朱雀応援団は太鼓1人、チアリーダー十数人、吹奏楽部はなく約20人。朱雀スタンドは、数に圧倒されていました。雰囲気を一転したのが、1回表の先制点。応援席は歓声が上がり熱狂に包まれました。2回に1点、3回に2点と追加点をあげ、試合の流れをつかみました。応援席から「このままイケー」の声も多く聞こえ、期待感がふくらみます。しかし、3回裏に同点とされ、東山打線が猛反撃、一気に引き離されました。
 応援に駆け付けた選手の保育園時代の先生は「成長した姿が見れてとてもうれしい」と目を輝かせます。息子が同校野球部OBだった男性は「昨年より強くなった、よくがんばったと思う」と微笑みます。同校OBの佐野和生さん(右京区在住)は「最後まで一生懸命頑張った。勝負は関係ない」と語りました。(川西聡太郎)