盆も過ぎたのに猛暑が続く京都。山科区を南北に流れる清流の山科川も猛暑です。河原や堤の雑草も連日の暑さに蒸れているようです。そんな残暑厳しい中に、薄いピンクのヒルガオが可憐な小さな花を咲かせています。
ヒルガオ(昼顔=Calystegia japonica)は、朝顔に対する名前で白い茎を地中深く伸ばして増えます。畑では困りものの雑草で、左巻きのツルが周りの雑草に絡みついて広がります。雨が降らずに浅くなった山科川の川面には、真昼でもアオサギやゴイサギたちが小魚を狙っています。(仲野良典)
「この暑き日焼の畑の土のうへに 這ひひろがるは昼顔の花」(太田水穂)