市立洛陽定時制回顧展 京都市立洛陽工業高校定時制は、2007年度から新入生の募集が停止され、来春、最後の卒業式が行われた後、教育活動が停止される予定になっています。これを受けて、同校の教職員は同窓会と協力し、記念誌編集委員会を組織して「記念誌」の編纂を行っています。その一環として、21、22日の両日「我が母校洛陽定時制の歴史を語る展示会」を、同校の図書館で開催し、卒業生、旧職員、一般の約200人が来場し、働きながら学んだ高校時代を振り返りました。
 会場には、現職の教職員がまとめた同校の歴史を語る14枚のパネルと学校に残る資料、加えて卒業生・旧職員から寄せられた写真やアルバム、文集、修学旅行のしおり、実習で製作した作品など約100点余の貴重な資料が展示されました。
 同委員会で展示会の開催を呼びかけたところ、事前に多数の資料が寄せられました。さらに当日も写真を中心に次々と資料が寄せられ、掲示用パネルを追加する一幕もありました。
 自分の高校時代のことを家族に伝えるために親・子・孫と一緒に来た卒業生や、夫をなくした女性が子どもに父親の高校時代を伝えるために来場されるなど、来場者それぞれがいろんな思いをもって展示品を見つめられました。
 また、同級生同士や恩師と生徒の再会が実現し、思い出話に花が咲きました。記念誌編纂に資する様々なエピソードも寄せられました。
 同校「記念誌」は来年3月に上梓の予定です。一般にも頒布の予定です(編集協力募金一口3000円)。問い合わせは同校職員室までTEL075・691・3161。(A)