お金がなくても法律家になりたい ビギナーズネット京都支部
政府が今年11月、司法試験合格者の司法修習期間中の給与を給費制から貸与制に変更する問題で23日、法科大学院生や若手弁護士らでつくる「ビギナーズ・ネット京都支部」が京都市中京区の四条河原町で給費制維持を求める宣伝・署名行動に取り組みました。
宣伝には同支部メンバーや弁護士ら20人が参加。「借金しないと法律家になれないなんて…(涙)」「お金がなくても法律家になりたい」などと書かれたプラカードを掲げ署名協力を求めるとともに、28日に開く「司法修習生に対する給費制の維持を求める緊急シンポジウム」(京都弁護士会主催)の参加を呼びかけました。
「貧しい人のために活動する弁護士に世話になったことがある」という男性(47)が署名に応じ、「お金がなくて困っている人のためにがんばる弁護士が必要。署名を広めたい」と署名用紙を持ち帰りました。また、訴えに聞き入った女性(38)は、「法律家になるという志のある人が、お金がないために夢をあきらめるなんておかしい」とのべ署名しました。
同支部の宮本亜紀代表は、「司法試験を合格するまでにかかる費用と弁護士の就職難ですでに法律家をめざすことが難しい上に、新たな負担はやめてほしい」と話しています。