新美会員展 アンデパンダン(=独立、束縛を受けないの意)の精神にもとづいて制作をおこなう美術団体・新美の「会員展」が京都市左京区の京都市美術館別館で開かれています。17日まで。
 68人の会員が絵画や写真、書、彫刻など160点を出展。駅ホームで談笑したり、あくびをしたりする人々の様子を細部にまでこだわって再現したユニークな彫刻や、スプーンや時計を使って顔を表現したオブジェ、戦時中に治安維持法違反で捕らえられ獄死した尹東柱(ユン・ドンジュ)の詩を韓国語でしたためた書など、多彩なテーマの作品が並びます。
 彫刻を出展した大谷賢二さん(78)=右京区=は、「出展の審査がなく、のびのびと作られた作品ばかりなので、見る人も気楽に楽しんでもらいたい」と話しています。
 入場無料。9時から17時まで。最終日16時まで。問い合わせ先は、TEL075・762・4671(京都市美術館別館)。