子どもに安全な食糧食べさせたい 綾部母親大会
第45回綾部母親大会が15日、綾部林業センターで開催されました。オープニングで参加者全員で合唱した後、「挨拶─原爆の写真によせて」(作=石垣りん)の朗読を交えて実行委員長があいさつしました。
「食の安全を考える」と題して、京都農民連の上原実副会長が講演。上原氏は日本政府は食糧危機に対する意識が全くないと指摘し、農業人口が減り、耕作放棄地も増え続けている中で、餃子事件で明らかになった輸入食品の安全管理の問題、さらに遺伝子組み換え食品の現状などについて、資料を使ってわかりやすく話しました。
参加者からは、「米の価格を守ることは農家を守り食料を守ること、消費者も協力を」「初めて参加しました。子どもに安全な食料を食べさせたいと思った」「日本の食料の深刻さがよくわかった」などの感想が寄せられました。
「子どもたちに明るい未来を手渡すため力を合わせましょう。いのちを生み出す母親は いのちを育て いのちを守ることをのぞみます」との大会アピールを全員で確認して閉会しました。(搗頭久美子)