比例定数削減どうなる 民主党政権が衆院比例定数を80削減、参院定数の40削減を掲げている問題について20日、小松浩立命館大学教授を招いた学習会が京都市中京区で開かれ、100人が参加しました。主催は、京都憲法会議、自由法曹団京都支部、京都総評、新日本婦人の会京都府本部、京都府商工団体連合会、消費税をなくす京都の会、日本国民救援会京都府本部、京都共同センターの共催。
 小松氏は、民主党が「政権選択の可能な選挙を実現するため、小選挙区選挙をより重視する観点から削減する」(2009年、政策集)と述べていると紹介し、小選挙区制は少数意見を切り捨て、得票率を反映しなくなると指摘。
 比例定数削減の狙いは、政策が同質的な自民党との二大政党で、政権交代しながら交互に悪政をすすめ、国民の反対意見を封殺するものだと批判。「この議会制民主主義破壊を食い止めないと、国民の要求実現を願う声も国会に届かなくなる」と訴えました。(詳細は「週刊しんぶん京都民報」10月31日付に掲載)